ぐうたらナースの不妊治療日誌

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ぐうたらナースの不妊治療日誌

アラサー看護師が、働きながら取り組む不妊治療を面白おかしく書いていきます。(ときどき旦那も書きます。)

分割確認の電話。一人では受け止めきれなかった結果。

#85 

初めての採卵をし、体外受精6個、顕微授精6個を行いました。うち、受精できたのは顕微授精3個のみでした。ショックは受けましたが、受精卵に希望を残しつつ先に進まねば。その翌日に、分割確認の電話をしました。

 

「SOAP」とは看護師がカルテで使う書式の一つ

S)・・・。

O)分割確認の電話。受精卵は全て分割が停止。凍結はキャンセルに。涙が止まらない。

A)精神的ショック大きく、受け止めが困難な状態。

P)支えが必要。

S=主観(気持ち) O=客観(事実) A=アセスメント(解釈) P=計画

 

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授精確認の電話で動揺はしたものの↓

www.guutaranurse.com

 

旦那と話し、お母さんと話し、少し冷静になっていましたが、再びの緊張です。緊張感は、前回の電話と同じくらいありました。

 

分割がすすんでいれば、胚盤胞まではいかない段階で一度凍結する予定になっています。誘発で卵巣がやや腫れているらしいので、1~2か月待ってから移植する予定です。

 

電話で

またしても数分フライングし、病院に電話しました。

緊張で自分の鼓動が聞こえます。

 

前回と同じで最初に受付の方が出て、培養室につないでくれました。長めの保留音の後、培養士さんが出ました。名前と番号を確認。

 

「えー、結果なのですが。」と培養士さん。

 

「はい・・・。」と私。

 

「まず最初に、前回の電話確認の段階では体外受精の6個は全て受精していないことをお伝えしましたが、その後に1つ受精反応が見られました。」

 

「あ、そうなんですね、そんなこともあるんですね。」

 

「はい。遅れて受精したようです。そのため、受精卵は4つということで管理をしていたのですが・・・。・・・今回は、全て分割が途中で停止してしまいました。」

 

「・・・え。」

 

「はい。4つとも、2~3分割で停止してしまっている状態です。そのため、今回は残念ですが、凍結保存はキャンセルということになります。」

 

「・・・。」

 

言葉が出なくなってしまいました。

 

少し時間をおいて、培養士さんが声をかけてくれました。

「大丈夫ですか?」

 

「・・・はい。」と私。しかしその後言葉が続かず。

 

培養士さんは、その後少し話をしてくれました。ちょっと混乱していたため、全部は覚えていませんが。受精率が低かったこと、分割がすすまなかったことの原因がどこにあるのかははっきりしていないこと。今回はこうゆう結果になってしまったが、1回目なのでこの結果が全てではないこと。この結果をふまえ、誘発の方法を変えてやっていくことは十分にできること。もし、希望するなら、病院を変えることもできること。体外受精専門の病院なら、分割がすすまないことに対する治療方法もあること。

 

すごく丁寧に話をしてくれたと思います。ほぼ黙ってそれを聞いた後、どうしても我慢できなくて聞いてしまいました。

「これで諦めなきゃいけないことは、ないですよね?」

 

培養士さんは力を込めて言ってくれました。

「もちろんです。」

 

止められない涙

電話を終えて、少し息をしましたが、その後は、ただただ涙が溢れるばかりでした。

 

声をあげて泣きました。

嗚咽に変わり、また泣いて。

止められませんでした。

 

ソファーにつっぷして泣いて。

歩き回りながらまた泣いて。

泣き疲れてぼーっとしても、また涙が流れました。

 

自分の人生が、ここで止まってしまうような感覚でした。

 

期待がそのまま絶望になりました。

 

1人では、どうすることもできなかった。

 

まさか、こんな風に自分で自分がコントロールできなくなるなんて、思いませんでした。

 

とにかくこの部屋の中に1人ではいたくなかった。旦那には、まだ冷静にメールなんてできない、電話をしても仕事しているし来れない。きっと心配ばかりさせてしまう。

 

お母さん。

 

お母さんには、分割確認の時にまた連絡すると言いました。↓

www.guutaranurse.com

 

きっと連絡を待っているだろう。お母さんに、メールしました。初めて、すごくすごく、弱音のメールをしました。「辛い、こんなに辛いことは初めてだよ。」と。

 

お母さんは、すぐに電話をかけてきてくれました。

 

私が、泣きすぎて喋れない状態と知るとすぐ言いました。

「今から行くから。」

 

実家からここまでは2時間ほどかかります。「大丈夫だから。そのまま家にいるんだよ。電話は一度切るからね」と、何回も言い、電話はすぐに切れました。

 

2時間後、お母さんは来てくれました。